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ルビー基礎知識
コランダムとクロムの奇跡の出会いから生まれた、ルビー。〈稀少性〉

「ルビーは、妖精からの贈り物」。人の心を魅了してやまない燃えるよ
うな赤い色合いから、かのウイリアム・シェークスピアにこう言わしめ
た、ルビー。ルビーはコランダムという鉱物の一種で、サフャイアと同様に地球上で最も硬い鉱物の1つです。コランダムの中で、赤い物のみをルビーと呼び、それ以外のコランダムはサファイアと呼ばれています。類い希な赤い色は、鉱物に含まれるわずか数パーセントの酸化クロムによるもの。
数十億年前に宝石が地球で作られていた時、地球の中心でクロムはルビーに素晴らしい色を与えたのです。ルビーの年間産出量は他の宝石に比べると極端に少なく、その希少性からもルビーは、まさに“妖精からの贈り物”といえます。

品質の決め手は、色、インクルージョン、輝き。〈見分け方〉

ルビーの赤色は、酸化クロムの含有率の微妙な違いで変化します。最高級のルビーは鮮やかな赤色のものとされ、その色合いは「ピジョン・ブラッド/鳩の血」と形容されています。ただし、ルビーの品質の決め手は色だけではありません。色に次いで、インクルージョン(内包物)と輝きがポイントとなります。インクルージョンは宝石の指紋の様な物であり、その石の唯一性と天然である事を証明する鑑別書の様なもの。インクルージョンがルビーの透明度を減少させたりしない限り、品質に影響を及ぼす事はありません。また、より輝くものが良いとされ、完璧なカットは“宝石の王様”としてふさわしい価値ある宝石の美しさを高めます。

永遠に、美しい輝きを放つために。〈お手入れ方法〉

ルビーは、地球上で最も硬い鉱物の1つコランダムという鉱物の一種。硬度は9で、硬度10のダイヤモンドに次いで硬い宝石です。耐久性に優れていますが、ルビー同士やダイヤモンドと接触した場合、傷が付いてしまう恐れがあります。
いったん傷がついてしまうと、輝きが損なわれてしまいますから、宝石はそれぞれ柔らかい布に包んで保管しましょう。素肌に触れる宝石はどうしても皮脂や汗による汚れが付いてしまいます。身に付けた後は、柔らかな歯ブラシに中性洗剤をつけて軽く洗い、ぬるま湯で丁寧にすすいでから乾かしましょう。このようなお手入れを心がけておけば、ルビーは永遠に輝き続けることでしょう。

産出国で異なる、色と輝き。

ルビーの代表的な産出国は、ビルマ(ミャンマー)、タイ、スリランカ、ベトナムなど東南アジアに集中しています。中でも、最高級のピジョン・ブラッド(鳩の血)のルビーは、ほとんどがビルマ(ミャンマー)産といわれています。
ビーフ・ブラッド(牛の血)と形容されるやや黒みがかった赤色が特徴なのが、タイ産のルビー。それとは対照的に明るい色が特徴なのが、スリランカ産。ベトナム産は高い透明度が特徴的ですが、色はビルマ(ミャンマー)産には及ばないものが多いようです。色、インクルージョン、輝きのどれもが完璧なルビーは非常に希です。もし、あなたのお気に入りに出会ったら、迷わず手に入れることをおすすめします。

〈ルビー原石〉
〈様々なカットを使った製品〉
〈カラーバリエーション〉
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